ガイガーカウンターの選び方

ガイガーカウンターって何?

正式名称は「ガイガー=ミュラー計数管」です。

 

放射能の強弱を「放射線量」として数値で表示する機器です。

 

中心部に電極を取り付けた筒の中に不活性ガスを封入し、電圧を掛けます。
その筒の中に放射線が入ってくると、不活性ガスが電離されます。
その時電極と陽極の間にパルス信号が流れるので、それを測定する仕組みです。

 

発明から80年近く経っていますが、今日でもこの原理を利用しています。

ガイガーカウンターでは何が測定できるの?

ガイガーカウンターは「放射線量」を検出する機器ですが
放射線の中にも、いろんな種類があるんです。

 

放射線の定義は「放射性位物質から出るα線、β線、γ線などの総称」で
ガイガーカウンターで測定できるものと、苦手なものがあります。

 

ガイガーカウンターは、β線はX線を検出する用途で使われています。

危険なのはγ線

世間一般に「放射線は遺伝子を傷つける」と言われます。
その理由は放射線には「透過力」があるからです。

 

放射線の定義は「放射性位物質から出るα線、β線、γ線などの総称」ですが
そのすべてが同じ透過能力があるわけではないのです。

 

α線、β線、γ線の中で、一番透過能力が高いのは「γ線」です。
「γ線」を止めるには、コンクリートの厚さが50pは必用といわれています。

 

「γ線」よりも「中性子線」の方が透過能力が高いのですが
「中性子線」を検出できる機器は、一般には手に入りにくいのです。